J.ボウカー~記録よりも記憶に残る助っ人外国人

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やっほーおはあんず~

今回取り上げたいのは、2012年から2年間巨人でプレーした、ジョン・ボウカー選手です。

シーズン中大不振に陥るも、ポストシーズンの大爆発で契約延長。記録よりも記憶に残る助っ人についてまとめていきます。

主な経歴

2008年にアメリカのジャイアンツで111試合に出場。10本塁打とレギュラーをつかみかけましたが、翌年からメジャーとマイナーを行き来して球団も転々。

いわゆる「メジャー契約を取れるか微妙なラインの選手」だったところを、2012年に巨人が6000万円でつり上げました。



当時は統一球全盛期につき、実績のある選手が軒並み成績を落としていたところ。

絶対的な存在だったラミレスに見切りを付けた巨人において、その穴埋めを期待されていました。

その期待通り、春先の実戦では好調をキープ。期待値がある程度高まったところでシーズンに突入しましたが、そこから大不振の始まり。

2番・レフトの攻撃的オーダーに起用されながら、開幕戦の初安打以降26打席連続ノーヒット。遂には普通にバントのサインを出されるケースもありました。

その後スタメンを外れることも出てきたボウカーは、小笠原道大の不振もあってポジションはファーストに。

守備が比較的安定していたこともあって、我慢して起用され続けましたが、チームは交流戦時期にエドガーを獲得。それでレフトに戻ったものの状態が上向くことはなく、6月半ばに打率1割台で登録抹消となります。

 

その後1ヶ月後に復帰したものの、安打が続くことはなく状況は更に悪化。1ヶ月間で.189だった打率を.182まで下げると、再びの登録抹消。

普通だったら、これで完全終了のはずでした。

 

ところがチームとして、ファーストのレギュラー問題が解決したわけではありませんでした。

ポストシーズン対策として、優勝決定後に1軍再昇格を果たしたボウカーは、出場3試合で打率5割の活躍。

同じく不振で抹消されていて登録されたエドガーとの争いを制して、ポストシーズンの1軍帯同を決めます。

そしてクライマックスシリーズでは、6試合中3試合でスタメン出場。目立った活躍はないながらも打率5割と好調をアピールすると、続く日本シリーズでも先発出場。

ここでも大爆発をみせ、優秀選手賞に輝くと、年俸半減ながら翌2013年の契約も勝ち取りました。

 

2013年は新たにファーストにロペスを迎え、ボウカーは外野手としてのスタート。

1軍に残れるかどうかのレベルから始まりましたが、オープン戦でアピールに成功して開幕1軍。

その後4月頭に3試合連続ホームランを放つなど、前年とは打って変わって長距離砲としての片鱗もみせつけます。



4月は打撃好調で3割近くの数字を記録していたものの、試合中のプレーで小指を骨折。

これで覚醒状態が終了すると、以降本塁打ペースは落ち着き打率3割前後を維持。

その打率も終盤にかけて少しずつ下がっていって、最終的に.262、14本塁打の成績でシーズン終了。

3000万円の外国人としては上々の結果だったものの、契約延長とはならず、2年間で巨人を退団しました。

 

通算成績

2012 69 204 184 36 3 10 .196 .267 .310
2013 105 295 271 71 14 46 .262 .315 .502
174 499 455 107 17 56 .235 .295 .424

ぱっとみて思うのが、打率以前に「打点少なすぎないか?」というこです。シーズン600打席計算でも30打点だったので、調べてみたら、2012年は得点圏打率.114に終わっていました。

だとすると2013年は90打点を超えるペースになるので、勝負強さが改善されたのか……

 

と思って確認したら、2013年も得点圏では.172でした。

よく調べると、「ランナー1塁での本塁打」が7本と異様に多く、本塁打による打点だけで28。

成績がよくても自由契約となった背景に挙げられる、理由の一つかもしれません。



PICK UP GAME

2012年10月27日日本Svs日本ハム第1戦(東京ドーム)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
0 0 0 4 2 0 2 0 × 8

:内海哲也(1勝)

:吉川光夫(1敗)

本塁打:J.ボウカー1号(4回3ラン)

試合概要

遂に始まった日本シリーズの第1戦は、内海哲也、吉川光夫のエース左腕対決に。

その実力通り、序盤3回は両者無失点。緊迫した試合展開となる。

試合が動いたのは4回裏。

巨人は先頭の坂本勇人がツーベースで出塁すると、続く阿部慎之助がセンター前へのタイムリー。これで1点を先制する。

さらにチャンスは続いて、2アウト1・2塁からボウカーに3ランホームラン。一挙4点を先制して、試合の流れをものにする。

 

援護を受けた内海はその後も好投を続け、7回までわずか2安打で無失点。

打線も手を止めることなく、5回に阿部慎之助と高橋由伸のタイムリーで2得点。さらに7回にはボウカーに2点タイムリーツーベースが飛び出して勝負を決めた。



活躍

この日突然スタメンに抜擢された印象も大きいボウカーですが、正直この時のチーム状況では8番・ファーストの起用はファーストチョイスでした。

小笠原道大やエドガーの不振によって、シーズンのファーストレギュラーはいないに等しい状況。ここに来て石井義人をスタメンで使うわけにもいかなかった上、古城茂幸というわけにもいかない。

となると、この時それなりに状態がよく、守備が計算できるボウカーのスタメン起用は、当然の選択とも思えました。

 

そんなボウカーだったものの、2回の第1打席は1アウト1・2塁の先制のチャンスでダブルプレー。

直前の打席で大きなため息に包まれ、期待値を最大まで下げたところで飛び出したのが、2打席目の3ランでした。この時既に先制できていたのが大きかったかもしれません。

その後5回の満塁のチャンスでは空振り三振に倒れたものの、7回のチャンスでは2点タイムリーツーベース。

 

4打席で塁上にランナー9人。

まさにチャンスに追いかけられたような1日で、きっちり5打点を稼いで特大のインパクト。

日本シリーズ第5戦でも同様の活躍をして、結局シリーズ通算3安打(打率.176)で優秀選手賞に輝きました。



思いで

まぁとにかく「よく分からない選手」でした。

どうせ打たないと思うんだけど、何故か少し期待してしまう。けど絶対打つことはないから、最初から諦めてみている。

2012年のオープン戦好調と言っても、終盤にはボロが出て打率.278と平凡に落ち着いていたので、開幕時点で一切期待していなかったのは正解でした。

それでも、私が初めて東京ドームで試合を観た2012年7月25日も、ボウカーのホームランで勝利しています。

この試合中唯一気を抜いていた瞬間でした。

歓声でハッとして、打球が真っ直ぐ綺麗にライトスタンドに向かっていくのを眺めながら「以後絶対集中を切らさないこと」を心に誓いました。

 

話変わって、2013年限りで自由契約となった件について。

巨人としては結果的にアンダーソンを迎え入れることになるため正解だったわけですが、3000万円でクビにする成績ではなかったのも事実です。

まず一つの理由として、先に挙げた得点圏での勝負弱さ。6番7番を打つことが多いボウカーにおいて、掃除役が期待できないとなると、存在価値が下がります。

また、明らかに「覚醒した結果があの数字」というのが、大きいんじゃないかと思います。

打率.262で14本塁打。

当時のサカチョーの平常運転よりもちょっと下くらいの数字が、大活躍と言える外国人。

球団色の都合上、年俸が安かろうとそういう次元の問題ではなかったのかもしれません。

じゃあね~また明日~

おつあんず~





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1件のコメント

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