矢野謙次~厚い選手層に実力で立ち向かった熱い男

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やっほーおはあんず~

今回取り上げたいのは、主に第2次原政権の代打やスタメンで長くに渡って活躍した、矢野謙次さんです。

そんな矢野謙次さんの活躍ぶりについてまとめていきます。

主な経歴

國學院久我山高校から國學院大學に進学して、2002年のドラフト6位で巨人に入団。

1年目からファームで結果を出して1軍出場を果たすと、2年目にはプロ初本塁打を記録するなど、強打者の主力が多かったチームの中で期待の若手として頭角を現します。

そして3年目の2005年から、1軍に本格的に定着。この年は2番打者としてスタメン機会を得ると、打率.281で7本塁打。翌年から2年連続で100試合以上に出場するなど、代打にスタメンに活躍する機会が増えていきました。

 

ところが2008年の開幕前に故障で出遅れると、ラミレスの入団などもあって出場機会が激減。20代最後の2年間で、合計9試合、1安打のみに終わります。

 

このままゆっくりフェードアウトもあり得た中で、2010年は代打として復活。12球団トップの代打打率.524をマークすると、翌年以降も「右の代打の切り札」として、ベンチに欠かせない存在に。

2013年にはシーズン代打安打数19の球団記録を更新するなど絶頂期を迎えましたが、翌2014年に成績が急降下。

54試合に出場したものの打率1割台に終わると、2015年もシーズン途中まで打率0割台。

これを受けて日本ハムへのトレードが決まり、2018年に現役を引退しました。



巨人通算成績

2003 3 2 1 0 0 0 .000 .500 .000
2004 10 18 18 4 1 2 .222 .222 .444
2005 85 228 203 57 7 14 .281 .323 .429
2006 103 372 335 90 6 30 .269 .335 .376
2007 103 178 158 46 7 29 .291 .354 .538
2008 3 8 5 0 0 0 .000 .286 .000
2009 6 9 9 1 0 0 .111 .111 .111
2010 42 88 74 23 2 13 .311 .393 .473
2011 53 116 107 27 1 11 .252 .283 .346
2012 62 119 101 31 1 4 .307 .391 .396
2013 90 166 159 46 2 22 .289 .302 .409
2014 54 95 78 14 0 3 .179 .217 .218
2015 8 14 14 1 0 1 .071 .071 .071
622 1413 1262 340 27 129 .269 .329 .398

打てる年と打てない年がはっきりしている印象ですが、基本的にある程度試合に出られた年は、2割後半から3割にかけて、安定したパフォーマンスをみせました。

代打や途中出場、途中交代中心の起用法で、巨人での通算打率.269に長打率.398は、かなり優秀な部類に入ります。

何かと怪我に泣かされた時期も長い選手なので、そこがなければレギュラーになれていたのか?あるいはレギュラーじゃなかったから、絶望的な怪我には繋がらなかったのか。

いずれにせよ、この時代のドラフト中位から下位にかけての野手の中で、ここまで自分の仕事を全うして期待に応えた選手は、亀井善行と矢野謙次くらいしかいないと思います。

厚い選手層に実力で立ち向かった、熱い男でした。



PICK UP GAME

2007年5月31日vsソフトバンク第2回戦(東京ドーム)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
0 0 2 1 0 0 0 0 0 3
0 0 0 0 0 0 4 3 × 7

:福田聡志(3勝)

:篠原貴行(1敗)

本塁打:矢野謙次2号(7回満塁)阿部慎之助10号(8回3ラン)

試合概要

前日まで2連勝で来ていた巨人はこの日、既に6勝を挙げエースになりつつあった内海哲也を先発マウンドに送る。

その内海は初回、2回と切り抜けたものの、3回に捕まり結局4回途中3失点で降板。嫌な流れとなる。

その後両チーム無得点で迎えた終盤7回。

巨人は1アウト満塁のチャンスを作ると、代打で矢野謙次を送り出す。

すると矢野が、レフトへ打った瞬間の代打逆転満塁ホームラン。この一打で一気に逆転すると、8回には阿部慎之助に3ランホームランが飛び出して勝負あり。

内海の後を受けたリリーフ陣も無失点リレーで繋いで、3連勝を飾った。



活躍

この打席のポイントは、

①(当時)33歳の清水隆行に代わって、(当時)26歳の矢野謙次が代打の代打で登場

②3点差を逆転する満塁ホームラン

の2点です。

まず①に関して、前まで右投手が投げていたこともあって、一旦清水さんが代打でコールされました。そこで左に代わったので、その清水さんに代わって矢野謙次が起用されています。

確かに清水さんはこの時点で打率1割台と苦しんでいました。ただ実際対左はそこまで苦にしておらず、チームとしても「清水隆行」というバットマンの一刻も早い復活が待たれていたところ。

なによりまだ1アウトで8番という、他にも代打の出しどころがある中で、清水さんの代打の代打で起用されました。

 

そして、②の「3点差を逆転する満塁ホームラン」。

これは野球をみていると分かりますが、意外と起こらないです。

そもそもそういう状況にならないというのもありますが、その前にヒットで1点差、長打で同点なので、あまり打者もホームランを狙っていないというのが大きいんでしょうか?

それだけに、終盤起こったその試合は、後世まで語り継がれることが多いです。

そんな中で、矢野謙次は2球目の外の球を迷わずに強振。一直線でレフトスタンドに運んでいきました。

現役生活を通して発揮された、ここぞの1打席への集中力。それが最も光った試合と言えるでしょう。



思いで

「月刊ジャイアンツ」という、報知新聞社の発行する雑誌があります。

そこの懸賞企画に、一度だけ応募したことがありました。

たまたま父からハガキをもらっていたので、何かに使わないと損だと思ったんでしょう。

その号の景品の中から、最も魅力に感じて選んだのが、「矢野謙次選手サイン入り色紙」でした。

ハガキに必要事項を書いたところで、下の半分くらいが余白に。

せっかくのなので、矢野謙次選手へのメッセージを書いて送ることにしました。

 

そして迎えた、当選発表の号。

「どうせ無理なんだろうな」

と思って真っ先に当選者を確認したら、やっぱりハズレていました。

 

で、改めて読み直して紙面も終盤。ファンからのお便りコーナーに、見知った名前が。

応募ハガキの下の方に書いておいたメッセージが採用されて、私の名前とともに(まぁまぁな長さで)掲載されていました。

これが私の文章の、ルーツと言えるかもしれません。

じゃあね~また明日~

おつあんず~





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