「巨人の松井は俺だ」松井義弥&「最下位指名の掘り出し物」戸郷翔征

まずそもそも「戸郷翔征」ってめちゃくちゃかっこいい名前してませんか?
名字も名前も他で見たことがありません。(背ネームが「TOGO」になっちゃうのがちょっとアレですが)
…書くことないと思われかねないのでさっさと野球の話をしましょう。
68 戸郷翔征(投手)186cm/72kg 右/右 2000年4月4日生
身長と体重だけで比べたらかなり線は細いですね。やってるうちに勝手に体重も増えてくるとは思いますが、その辺も指名順位に影響したりしているのかもしれません。
それでも、最速149km/hのストレートにスライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜる投球スタイルは、もしかしたら今年の巨人の高卒選手の中では最も完成しているピッチャーと言えるかもしれません。
また、普通の高卒投手は本格派のオーバースローが多い印象ですが、戸郷の場合はこれをサイドスローから繰り出してきます。こういった要素も、他との差別化を図っていく上で大切になってくるでしょう。
今後の課題としては、しっかりとしたコントロールということになると思われます。いくつかの映像を見ても、いいボールと悪いボールがはっきりしているという印象を受けました。プロだとその悪いボールを叩かれてしまうので、そこの比率をいかに改善していけるかということにもなりそうです。
タイプとしては中継ぎでワンポイントもこなせる便利屋的なイメージが近いとは思いますが、やっぱり目指せるうちは先発で行くんですかね?
細かいことはまだよく分りませんが、上手く育てればドラフト6位とは思えないような選手にも成長しそうです。
聖心ウルスラ学園出身でドラフト最下位指名の右のサイドハンドとなると、先輩の田原誠次を想像せずにはいられません。
その田原の使われ方を見ていても、やはりサイドハンドには一定の需要が存在します。戸郷の場合はその枠を田原から奪っていくことになると思います。
年齢は10歳以上違いますが、プロという立場は変わりません。まずはとにかく田原を超えること。それが1軍定着への近道であり、絶対条件になります。
みたいなところで今日はおしまいです。
お読みいただきありがとうございました。