山口俊の穴の大きさと、埋めてくれる3人の候補

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やっほーおはあんず~

先日の移籍報道によって、来シーズンの投手陣から山口俊が外れることが決定しました。

にしても2年6.6億円なら球団に入るのは1.3億円+αってことですよね?(去年規定が変わっていたのを知りませんでした。過去記事で間違いが何カ所かありましたが、そこは修正済みです。)

これだとほとんど球団側にメリットはないような気もするんですが、まぁ山口俊は最初からそういう契約で引っ張ってきちゃった以上しょうがないんでしょう。当時のルールならもうちょっとは入る見込みでしたし。

というわけで今回は、そんな山口俊が抜けた投手陣を来年どうやって運営していくことになるかを考えていきたいと思います。

 

まずは抜けた山口俊の昨年の成績がこちら。

26試合15勝4敗170回188奪三振防御率2.91

勝敗は運要素で奪三振は投球スタイルの問題なので、この中で直接的なマイナスになるのは、26先発と170回、防御率2.91です。ここの穴を、来年は誰かしらで埋めなければなりません。

で、まず最初に頭に入れておかないといけないことは、イメージ的には絶対的エースが消えると思いがちですが、近年のチーム事情から冷静に考えたら2番手(3番手)が抜けるだけってことです。

今年は明らかに菅野の調子がおかしくて山口俊が好調だったため、山口俊の成績が際立っていいように見えますが、普通に菅野が投げていたら間違いなくこの数字は超えてきます。

実際過去の記録を見ても、菅野が今季の山口俊の「投球回数」もしくは「防御率」のどちらかでも下回ったのは、終盤怪我で1ヶ月離脱して158回(23先発)に留まった2014年まで遡ります。特に防御率に至っては、下回ったのはルーキーイヤーの3.12だけですし、その年はボールの変更で全体の防御率が引き上がった年です。防御率1位との差でいえば2013年の菅野の方が小さいわけなので、仮に今年の菅野がこの山口俊の成績でも「相当調子の悪かった年。勝ち星は完全にチームのおかげ」という論調になっていたことは間違いありません。

問題は今年の菅野がそれよりもっと良くなかったことなんですが、それに関しては「来年も同じ調子が続く」よりかは「例年の水準に戻る」と考えるのが自然だと思われます。

どちらにせよ菅野が普通にやってたらこの成績は上回るはずなので、とにかく「エースが抜ける」という心配だけはしなくていいです。



それでもチームとして2番手レベルが抜けるというのは間違いなく事実であり痛手です。

ただここでも一つ安心できるのは、今年の山口俊の成績はあくまで「普通の2番手」に過ぎないということです。

過去8年間の巨人の2番手投手の成績

選手名 投球回 防御率
2011 澤村拓一 200 2.03
2012 杉内俊哉 163 2.04
2013 内海哲也 160.1 3.31
2014 杉内俊哉 159.1 3.16
2015 マイコラス 145 1.92
2016 田口麗斗 162 2.72
2017 マイコラス 188 2.25
2018 山口俊 154 3.68

(参考:プロ野球データFreak)

こう並べて見ると分かりますが、今年の山口俊の成績はここと比べて格段にいいわけでもありません。投球回数はいい方ですが、防御率は下から数えた方が早いことになります。場合によっては3番手以降と比べてもそんなに大差は無い年(2012年、2023年、2015年、2017年)もありました。

年度によって相対的なやつは当然変わってくるんですが、少なくとも今年の山口俊の成績なら、エース格ではなくこの中に入ってくるのが自然です。

だから基本は「普通の2番手クラス」が抜けると思えばいいわけですが、問題はこの水準の投手が今年は他にいなかったことです。

よって次のページでは、誰がこの数字を叩き出す2番手に名乗りを上げるのか?という点を見ていきたいと思います。


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2件のフィードバック

  1. 素晴らしい記事。
    俊のことを「2番手(3番手)が抜けるだけってこと」と言い切る点にまず掴まれます。そうそう、個人ブログにはこういうのを求めてるんですよ。こういう一点突破に近い濃ゆいやつ。広く浅いのは公式に近い記事がたくさんありますからね。
    個人的には何気にブログ村の順位が気になる昨今、当面のライバルは球数で押してくるタイプ。1球1球の質では勝っているのでがんばれ。

    • 相対的に今年の1番手なのは分かるんですが、あの成績で「優勝に導いた絶対的エース」みたいな書かれ方には違和感しかなかったんですよね。
      少なくとも例年の菅野の代わりとして物足りないので、あくまで「2番手が抜けるだけ」という表現にさせて頂きました。

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